「想像力のない人」は「未来がない」とイコールだ

あなたの願望の水準を上げなさい。そうすれば「信ずるが如くにあなたになされる」(マタイ伝九章二十九節)

もう三十数年前のことですが、マーフィー博士の知っている
若い薬剤師で、一週四十ドルの固定給と売上げの歩合を
もらっている人がいました。

「二十五年やったら退職します。

恩給もつきますから」と彼はマーフィー博士に言いました。

博士はこう答えました。
「どうして自分自身の薬局を持とうとしないのですか。
この場所から出なさい。
あなたの願望の水準を上げなさい。
自分の子供に対して夢を持ちなさい。
息子さんは医者になりたいと思うかもしれないし、
娘さんは音楽家になりたいと患うかもしれません。
でも、いまのあなたの給料では十分に
勉強させてやることができませんよ」

その男は、「私にはまとまったお金がないので、
自分の店は持てないのです」

と答えました。そこで、マーフィ—博士は万能なる
潜在意識について説明し、ある考えを潜在意識に
送り込むことができるならば、潜在意識はその考えを
何とか実現してくれるものであるということを彼にわからせてやりました。

その薬剤師は、自分自身の店にいるところを想像し始めました。

彼は、心の中で瓶を並べたり、調剤したり、数人の
店員が自分の店で客の用を聞いているところを想像しました。

そして、銀行にも多額の預金ができたところを想像しました。
彼の心は、その想像上の店で働きました。
そして彼は、上手な役者のようにその役になりきって生活しました。

そうであるように振舞っていると、そういう人間になるのが潜在意識の法則です。
そのうち、この薬剤師は勤め先をくびになり、新しいチエーン・ストアに就職し、

その後支配人となり、さらにその地区一帯の地区支配人に抜擢され、
気がついた時は、自分のドラッグストアを始めるお金ができていました。

そして自分の店に「夢の薬局」と名づけ、誰にも認められる
成功者になりました。

marf001

「あこがれ」を実現できる人、できない人の差

自分がスクリ—ンに大写しになる光景を夢見ないで俳優になった人はいない。

マーフィー博士の知り合いの映画俳優は、次のように語っています。

「私はほとんど教育を受けていないのですが、少年の頃から
映画俳優として成功するところを夢見ていました。

野原で干し草を刈っている時でも、牛を追いながら家に帰る時でも、
また牛乳をしぼっている時ですらも、私は自分の名前が大劇場の
スクリーンに大きく写し出されるところをたえず想像していたものです。

私はこれを数年間つづけ、ついに家から逃げ出しました。

そして、映画のエキストラの仕事にありつきました。そしてついに、
私が少年の頃見たように、私の名前が大きく写し出されるのを
見る日がやってきたのです。それで私は、想像を維持すると、
それは成功をもたらす力があると確信します」

しかし、これを読んだ読者の中には、俳優や女優に
あこがれる若い男女は山ほどいるのに、そうなれない
人が多いのはおかしいではないか、という方がいるでしょう。

しかし、これは不思議でも何でもありません。

長期にわたって自分の成功したところを想像しつづける人は、
意外に少ないのです。この俳優は、田舎から飛び出るまで、
数年間、ほとんど一瞬も自分の成功している姿が
頭からはなれなかったのです。

エキストラになってからも、相当長い間、自分の成功像が
頭からはなれなかったのです。

それに、この世界は競争がはげしいのです。

すると、必ず競争者の失敗を願う心が出てきます。

そして、他人の失敗を願う心が、自分の成功を願う心より
強いことがよくあります。

他人の失敗を願う心は、潜在意識に自分の
失敗を祈っていることと同じなのです。

潜在意識は「誰が失敗するか」ということは知らず
、要するに失敗像、失敗感を刻印され、それをそう
考えている人自身に実現するのです。

marf001

あなたは十一力月ごとに復活している!

11力月に一度、体の細胞はすつかり作り換えられるあなたの考えを変えることによって、体も一年以内に変わりうる

人間の細胞はたえず入れ換わっています。医学の教えるところによれば、
人間の体は十一力月ごとに建て換えられるとのことです。

ですから肉体的見地に立つと、あなたも生後十一力月にすぎず、
また十一力月後には「復活」することになるのです。

だから心配、嫉妬などによって体の調子を狂わせたり、
病気になるとすれば、あなたの意識する心の責任です。

マーフィー博士はポット氏病(脊椎の結核)にかかった
インディアナポリス市のアンドリューズ少年に関する
驚くべき例をあげています。

この少年は医者には不治と言われたのですが、
繰り返し繰り返し、「自分は健康で頑強で愛清があり、
調和的で幸福なのだ」と肯定しました。そして、
この祈りは彼が、夜、眠りに入る時、最初に口にする
言葉であり、朝、目が覚めた時、口に出る最初の言葉で
ありました。

彼は自分の考えを愛と健康に向け、その考えを
送り出すことによって他人のためにも祈ったのです。

自分の病気に対する恐怖や、憎しみや、また健康な
人に対する嫉妬やそねみの心が浮かんできた時、
彼はただちに心の中で打ち消し、愛と健康に心を
向けなおしました。

彼の体を作った万能の潜在意識は、ついに彼の
習慣的な考えの性質に応じてくれたのです。

つまり、彼の意識する心が作った設計図に応じて、
今の体を作り直してくれたのです。このようにして、
両足が不自由だった少年は、頑丈で、姿勢も正しく、
均整のとれた青年になったのです。

これこそ、聖書(マルコ伝十章五十二節)に書いてある
「汝の道を行け。汝の信仰が汝を癒したのだ」という
言葉の意味なのです。キリストが「癒す」と言った時、
それは象徴的に何かが癒えるのでなく、具体的に
肉体の病気が癒えたのです。

marf001

就寝前五分間の「瞑想」で眼病が治った!

健康であることが正常で、病気が異常なのだ。調和の原理は先天的に内在しているのだから、それを働かせるようにせよ。

マーフィー博士の講演に来ていた青年は、ひどい眼病にかかっていて、
医者は手術が必要と言っていました。しかし、マーフィー博士の話を聞いて、
「私の潜在意識が私の目を作ったのだから、それを治すこともできるはずだ」と
思うようになりました。

毎晩眠りにつく時、彼は、うつらうつらとした瞑想的な状態になると、
自分のかかっている眼科医が自分の前に立ち、自分の目を検査して、
「奇跡が起こった」と言うのを聞くことを想像しました。毎晩、
これを就寝前の五分間ぐらい、何度も何度も聞きました。

三週間後、彼は自分の目を検査してくれた眼科医のところへ行きました。
すると、その医者は彼に向かって「これは奇跡だ」と言いました
つまり、彼の目は奇跡的に治ってしまっていたのです。

これはどういうことなのでしようか?

彼の潜在意識が彼の目を作ったのです。その中には、当然完全な
原型があるわけなのです。彼のやったことは、潜在意識に働きかけて、
その原型を働き出させればよかったのです。

彼は潜在意識に「絵」を送り込んで、それを刻印しようと思ったのでした。

反復と信念と期待とによって、自分の医者が「これは奇跡だ」と
言っている情景を絵にして送り込み、その声を聞いたわけなのです。

潜在意識は絵にして送り込まれた祈りに対しては、特によく反応を
起こすので元来、潜在意識の中には調和の先天的原理が内在して
いるのですから、健康が正常なのです。

それで正常にもどったわけです

marf001

健康は「あるべき姿」であり「唯一の絵」である

現代人が真に深く信じるためには、まず十分に理性を納得させることが必要だ。

未開人やきわめて幼稚な人を信じさせるには、理屈による説明は不要です。

しかし、近代科学を知っている人は、その信じることが理に合わなければ、
なかなか信じられません。

この点に注目して大きな効果をあげたのは、アメリカのクインビー博士です。

彼は精神療法の草分けの一人でありますが、彼の用いた方法は、
知性的な患者を治療しょうという時は、その患者と潜在意識に関して
徹底的に論争して、潜在意識の本質を患者に納得してもらうのです。

そうした上で、祈りについて指導してやったのでした。

彼はすべての治癒の基礎は、信念を変えることにあると病人に話しました。

潜在意識は人の肉体とその全器官を創造したのですから、潜在意識は
治癒する方法も知っているし、治癒することもできるし、いまこのように
話している間にも治癒しているのだということも指摘してやります。

内なる治癒力は最初に全器官を創造し、その中の全細胞、神経、
組織の完全な型を持っているのだから、健康があるべき姿なのであり、
唯一の原理なのだということを証明します。

病気とは、病気でいつばいになった不健康な心の絵の影であることを指摘します。

こうすると、自然科学的思考の洗礼を受けた病人も、宇宙の真理に新しく
目覚め、自分が信じ、祈ることも科学に反する迷信ではないのだということを
納得します。

このような真理を知ると、病人は古い考え方から解放されるのです。

そして、唯一つの精神しかないのですから、施術者が信じていることが
患者の体験にも復活します。

このようにしてクインビー博士は、両足の悪い人を突然歩かせるなど、
まさにキリスト級の治癒を実現してみせたのでした。

marf001

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