こんな「霊妙な力」をなぜ眠らせておくのか!

意識する心が考え抜いて、どうにもならなくなってからも潜在意識は働きつづけて、下からもり上がる植物の芽のように答えを与える

意識する心が考え抜いても答えが見つからない難問を
潜在意識が解決してくれることがあります。

このような体験を語っている貴重な記録に、
日本の世界的数学者で、文化勲章受賞者である
岡潔博士の「春宵十話」があります。

先生がある大きな問題に取りかかられた時、
最初の三力月は解決の糸口がどうしても見つからず、
もうどんなむちゃな試みも考えられなくなってしまい、
それでもむりにやっていると、はじめの十分間ほどは
気分が引きしまっているが、あとは眠くなつてしまうという
状態だったそうです。

そんな時、友人に招かれて北海道で夏休みを
過ごすことになりました。

そこで先生は研究をつづけられたのです。
ソファーにもたれて寝ていることが多くて、嗜眠性脳炎という
あだ名をつけられるほどだったと言います。

ところが九月に入って、朝食の後、応接室にすわって
考えるともなく考えているうち、考えが一つの方向にまとまっていき、
数学史に残るような大問題の答えがすつかりわかったのです。

このことを岡先生は、次のように言っていますから
引用しておきます。

「全くわからないという状態がつづいたこと、そのあと
眠ってばかりいるような一種の放心状態があったこと、
これが発見にとって大切なことだったに違いない。

種を土に播けば、芽が出るために時間が必要であるように、
また結晶作用にも一定の条件で放置することが必要であるように、
成熟の準備ができてから、かなりの間おかなければ立派に
成熟することはできないのだと思う。だから、もうやり方が
なくなつたからといってやめてはいけないので、
意識の下層にかくれたものが徐々に成熟して表層に
あらわれるのを待たなければならない。

そして表層に出てきた時は、もう自然に問題は解決している」
潜在意識の霊妙な働きについて、これほど見事に書かれた
文献は世界でも稀でリす。この方が日本の数学者であることに、
私たちは誇りを持ちたいと思います。

marf001

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